暑い日にふと涼しい風が吹いた夏の情景が目に浮かぶ、爽やか風味の強いアルバムです。特に1〜5曲目までの流れが素晴らしいです。
初期の「clover」「FAMILY」「Sweet」も聞きましたが、傾向が大分変わったなと感じました。Popで爽やかになったと言うだけでなく、より「音楽的」になったなぁという印象があります。
初期の作品では、スガシカオが奏でた音楽は「何か得体の知れないもの」として私の耳に、感覚に入ってきていたのです。そしてその不穏な、または美しい「何か」に酔っていました。
しかし「PARADE」は音楽は音楽として直接感覚に届き、そのメロディやリズムやグルーヴで私を揺らします。
大抵こういったどちらかの特性を持つミュージシャンというのはその性質のままなのですが、スガシカオのように変化していった人物は彼が初めてです。
賛否両論がありますが、少なくとも以前のスガシカオよりつまらない音楽になったとは思いません。
メロディが流れ出した途端、映画で観た月とエル、二人の天才同士の壮絶な頭脳戦が鮮明に蘇りました。前作主題歌のダニーカリフォルニアも素晴らしかったけれど、個人的にはこちらの曲の方が私は好きです。映画デスノートの切ない世界観にピッタリのこの曲は、私にとって今年最大のヒット曲です。
実はシカオの曲をまともに聴いたのが、このアルバムなんです。 今までドロドロして暗いイメージだったので敬遠していました。ドロドロ感は残しつつも、なかなかキャッチーで良いと思います。ギターが独特でカッコイイので、間奏まで真剣に聴いてしまいました。
恋とは何だろう。それは頭ではなく、本能から誰かを好きになってしまうこと。抑えきれない欲望に苦しむこと。この感覚を、映画にしたらこうなりました、という一作だ。主人公は美術学校に通う、みるめ。講師として学校に来たユリに絵のモデルを頼まれたことから、彼は20歳上のユリが好きで好きでたまらなくなってしまう。もう他のことは目に入らない。一方、夫のいるユリは、みるめの心を弄ぶように、ときに愛し、ときに突き放していく。 年齢の離れた男と女。それぞれの恋愛に対する感情を、松山ケンイチと永作博美がこれ以上ない自然体の演技でみせてくれる。とくにユリを押し倒してまでも求愛しつつ、彼女にサラリと拒まれるシーンの、みるめの“寸止め”な悲哀は観る者に切なく伝わってくるのだ。みるめに恋する蒼井優演じる「えんちゃん」。そのえんちゃんに想いを寄せる堂本の心の移ろいも共感を誘いまくるナチュラルさで描かれ、ラブストーリーとしては長めの137分を飽きさせない。オープニングとラストの屋上の対比や、バイクを押しながら土手を行くシーンでの音楽の使い方など、井口奈己監督の繊細なテイストに彩られながら、恋とはこういうもの、と納得してしまう。人の恋を笑ってはいけない!(斉藤博昭)
夜神月はエリート大学生。類まれなる天才である彼は、偶然“DEATH NOTE”を手に入れた。そこに名前を書かれた者は死ぬ。将来は警視総監になれる逸材と言われながらも、法による正義に絶望していた彼は、そのノートを使って罪深き者に次々と制裁を加え、犯罪者のいない理想郷を作ろうとする。そしてその制裁は、世間で話題になり、救世主“キラ”と呼ばれるようになる。しかし、キラの正体を絞り込んでいた男がいた。彼の名前は“L”。数々の難事件を解決していた謎の名探偵で、彼はFBIや日本の警察に指示を出し、月に近づいていく…。 原作コミックが1500万部以上も売れた大ベストセラーの映画化。天才・月と天才・Lの頭脳バトルが圧巻の原作だが、この前編はプロローグ。月とLの闘いの序章といった趣。月が正義を掲げながらも、ノートを使って簡単に人殺しを重ね、何も後ろめたさを感じない姿は、ささいな理由で殺人を起こす現代人の象徴のようで背筋がゾッとする。後編で繰り広げられるであろう頭脳バトルへつながるエンディングは、続きも見たくなる作りだ。月は藤原竜也、Lは松山ケンイチが演じる。特に松山は原作のLそっくりで、ヴィジュアルも含めLファンも納得の好演だ。(斎藤 香)
2008年2月に公開された、松山ケンイチ主演の異色ムービー。大場つぐみによる人気コミック『DEATH NOTE』のスピンオフ作品で、原作からそのまま抜け出したような松山の“L”役が話題を呼んだ。本作は、キラとの壮絶な頭脳戦の末倒れたLの“最期の23日間”を描いたもので、謎に満ちた彼の時間が明らかにされている。本DVDでは、映画本編はもちろん、“L change the WorLd”に伴うすべてのムーブメントをとらえており、メイキングやアジア・キャンペーン、ジャパン・プレミアなど各種イベントの模様や、ファンの熱意が試される“デスノート検定”など、お楽しみ企画も多数盛り込まれている。明晰な頭脳と飄々とした雰囲気、そして子供のような茶目っけを持ち合わせた“L”と、まさにLそのものの松山をたっぷり味わえる、コレクタブルな一品。(みきーる)
この映画を見ろの特集で、一番気になったのは、エロウエイ原作で、デパルマが監督した『ブラック・ダリア』ですね。10年前に原作を読んだだけに、どのように映像化されるのか今から楽しみです。新作映画情報では、ガン=カタの監督が作った『ウルトラ・ヴァイオレット』絶対見に行くぞ。
ファビラス・バーカー・ボーイズの欠席裁判は『ポセイドン』と『ダ・ビンチコード』でした、何時もためになります。
一番の収穫は、トム・クルーズ特集でした。やっぱりトムは凄い。