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いつかどこかで聞いたなぁ・・・なんて思いながら聴いています。どこかほっとするような温かい感じがいいですね。
本書について述べようとすれば、この裏金事件そのものに触れないわけにはいかない。過去にいくつかあったう警察の裏金事件と違い、本件がかくも大々的に糾弾されることになったのは、本書の北海道新聞をはじめとするマスコミ報道もあるが、何といっても元道警幹部の原田氏の内部告発によるところが大きいであろう。これなくして、マスコミだけの力では、警察のシナリオに従って、その後尻すぼみになっていた可能性が高い。結局は記者クラブ制の、権力に追従するマスコミが大多数を占めるからだ。それは、稲葉事件に見る新聞各社の報道姿勢からも伺える。しかし、テレ朝の報道と原田氏の内部告発を契機として、北海道新聞が意地を見せたのが、本書の述べる内容である。こういった疑惑報道はキッカケも大事であるが、その後の継続して報道し、権力をとことんまで追い詰める姿勢が更に重要であることを、本書は示してくれる。全国紙が、ここまでの報道をしていないがために、本件が全国規模のニュースになっていないのが、非常に残念である。本書は、文庫書下ろしという形で、報道開始から1年もたたないうちに発行された。こういう形で、事件を全国民に知らしめようという姿勢は、非常に評価できる。読者サイドの我々としても、本書を読んで終わりにするのではなく、事件を継続的にウォッチしていく必要があることを、痛感させられた一冊であった。

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