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アヴェ・マリア~イタリア近代歌曲選集
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私は元来日本人の声楽家には期待していなかったのですが、最近見直して始めました。佐藤しのぶさんと、中丸さんは世界に誇れるソプラノだと思います。ただ、このCDに関して言えば、私は近代歌曲より古典歌曲のほうが好きなのでした。あと、オムニバス形式は少々苦手なのです。
CD
2,604 円
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セレナータ ~イタリア歌曲の夕べ
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数分と言う短い時間の中で、16の物語を感じ取り、また、イタリア古典歌曲の良さを見直した一枚でした。
CD
3,770 円
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ベルク:ルル 3幕版全曲
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ルル役をうたっているストラータスは、声質としては低めのメゾソプラノに近く、
高域をうたう箇所では多少無理をしているようだ。
ベルクが「うたえないときはこっちを選択してネ!」と楽譜にわざわざ別指定した、
<簡単バージョン>の方を採用している箇所がちらほらあったりする。
(特に、聴かせどころのはずの第2幕幕切れのあたりは、気になるかも)
近年の『ルル』演奏では、めったにないことなので、逆の意味で珍しい音源だ。
他盤と聴き比べてみると面白い。
ストラータスの魅力は、「うた」と「地の声」との声質のギャップにある。
『ルル』は登場人物の感情の高ぶりや、ドラマの進展によって、
「語り」からラップのような「うたうような語り」、「語るようなうた」、
「うた」の間をモーフィングするように、意図的に作曲されている。
(これはオペラ『ルル』ならではの特徴であり、すごく画期的なことだったりする)
で、ストラータスの地声は、まるで別人であるかのように、低く、
ドスの効いた声なのだ。これはとても怖い(笑)
あの声で「このソファの上であんたの父さんが血を流したのよ」と語るときの凄みは、他の盤にはないものだ。
CD
10,000 円
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ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 (文春文庫)
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古本で1円(送料別)だったので、著者が採用している速読術を知りたくて、注文してみました。
他の方も書いておられるように、まずは見出しや図表、パラグラフの第1文のみを読み、他は目を通すだけ、
2回目以降は、さらに読む必要のある本ならば、パラグラフの最初の数行を追加して読むという、わりと
オーソドックスな方法でした。
書評自体については、自分が興味があるところしか読んでいないので、特に書きません。
文庫
660 円
165 円
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私たちはいかに蟹工船を読んだか
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収録されている作品群は多様な手法で書かれている。
エッセイ風だけでなく、論文形式、シナリオ形式、小説形式もあり、個性的だ。
多くの主要新聞、週刊誌、文芸誌が、なぜ若者に蟹工船がブームになっているのか、そのきっかけは何かがいろんな論者に語られた。
たまに何故よりによっていま、蟹工船なのか、何かのプロパガンダだ等などいう論者もいる。
さまざまな疑問があるだろうが、たいていの答えは、今のところこの1冊を読むだけで充分に得られる。
●果たして、俗にいわれるように、左翼のプロパガンダにすぎないのか。
その答えは、「多喜二が語らなかったもの、そして蟹工船が語らなかったもの」という論文で、ブーム以前にすでに論破されている。私自身、蟹工船での闘争は政治うんぬんのレベルではなく、生存や人権のレベルで考えなければならないと思っているので、難解な言い回しも目立ちスムーズには読めなかったものの共感できた。
●蟹工船は、文学的技巧が足りないのか。あえて、なぜあのような手法で書いたのか。
それは、「多喜二と父チャップリン」でも語られていて納得のいくものである。
●ネットカフェ部門の作品「ネットカフェの住人」は、入選者の中で最も厳しい雇用におかれている。
それでも、希望を失わない。彼のそんな希望とは、人間として普通の生活をすることであると綴られている。
詩的な表現で読みやすく、文体としては一番目をひく。
こうした当事者の生の声をおさめることで、この本の価値は底上げされるものとなっている。
●「現代人こそ、蟹工船を読め」をはじめて読んだときは、なぜ命令されなければならないのだろうときつく感じた。
しかし大ブームとなった今となると、一番力のこもった感想だ。
「格差が遺伝する」とい言葉もあるが、この悪循環を蟹工船的悪循環に凝縮して格差遺伝の法則をついた、きわめて秀逸なエッセイだ。
●中高生のエッセイ「僕と蟹工船」「至誠日々新」も、すがすがしい。年若い頃に、優れた文学に接する価値を再確認できた。
「〜とても大きな深みの様なものに囚われてしまったからかもしれません。」
など、文章もプロ並だ。地獄のような労働のショッキングさを中心にマスコミで扱われることがあるが、
「この作品は悲惨な出来事をただ並べただけではない」
など、かなり深い洞察をしている。
●ネットカフェ部門の「私の兄弟たちが、ここにいる」は、タイトルだけでも、過酷な派遣労働をしている者と蟹工船の労働者の距離が近いのが伝わる。
劣悪な雇用の中で、蟹工船での闘争のように仲間とともに闘う大切さを学んだことが綴られていて、唯一、「連帯」の大切さを喚起できるエッセイだ。
●「蟹工船から考えた介護体制」は、意外な切り口だった。
介護という面から、蟹工船と現代を比較し、表面的にしか機能していない制度を経験も踏まえながらリアルに告発している。
蟹工船は、過酷な労働問題についてだけ考えさせられるものではない。
多様な境遇の者たちの胸に訴える作品だった。
NHKでも蟹工船が取り上げられていたが、彼のインタビューには、どれだけ多くの人が感動し励まされたことか。
他者への優しさを実践していくという生き方を今後もされていくのだろう。
蟹工船について新聞で取り上げる時、労働面だけでなく、介護という側面からも多くの報道をする必要性を感じる。
他にも、もっと多くの発見が蟹工船には秘められているに違いない。
介護について関心を高めるきっかけともなった。
●「忘れられない多喜二の精神」も、純文学的な表現の書き出しから始まって圧倒されながら読んだ。これで奨励賞だというのだから、このコンテストのレベルは高い。
審査員の一人は、「蟹工船の労働者はかわいそう」という感想がくるのではと予想してたので、恥を知ったという。特に、このコメントから感じたのではないだろうか。
「ああ、こんな大変な時代があったんだなあと私たちが感嘆してこの本を閉じてしまうなら、多喜二の死は報われない。私たちはたちどまり、現代の日本社会を俯瞰してみる必要がある」という一文から。
過労死が問題となっている日本の悲しい現状からも問題を浮き彫りにし、文学的に優れている面もおさえ、広い範囲で蟹工船の魅力を語り、現代こそ読むべき文学であることを語っている。
●「2008年の蟹工船」は、現代に絶望する友人たちへの共感と、自分自身の絶望と孤独を希望をぎりぎりまで許さない極限レベルで綴っている。私が最近読んだフリーターズフリーで「生きづらさとプレカリアート」を書かれた雨宮処凛や他の著者のエッセイと類似表現がいくつも目立つのが気になった。「私たちはもう立ち上がれない」「怒りを剥奪されている!」「敵がどこにいるのか、誰に憤りを感じればいいのか」等。一つか二つなら思いの共有ですむが、一歩間違えれば盗用表現とみなされる。わかる人はわかるので、気をつけたほうがいいだろう。
★私は何冊か買い、いろんな人に配ったが、反応はすごい。
「こんなにも人を感動させる力がある本があったなんて知らなかった!親戚中に配るから、私もまとめて買って、親戚中にプレゼントし、紹介しまくる」
「これは、力がもらえる。だから、厳しい生活をしている友人たちに配る」
とまでいうひともいる。
この本がきっかけで、蟹工船を読んでみようという人までいる。
小説「蟹工船」のもつ力の計り知れなさは、こんなにもあったのかと、そんな反応を見て驚くばかりだ。
新書
490 円
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読んだはしからすぐ腐る!
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TVbros.で「お婆ちゃん!それ偶然だろうけどリーゼントになってるよ!!」連載中の、
松尾スズキ・河合克夫両氏によるユニット「チーム紅卍」の単行本。
今考えると、こんなエッジィな漫画が「漫画サンデー」連載だったことは奇跡に近いんじゃないかと思えます。
自分で書いたイラストを使っていたり、山本直樹氏と合作したりと
松尾スズキの漫画への造詣の深さは広く知られるところですが、少なくともギャグのフィールドにおいて
これだけほぼ全編漫画でやってくれるのは恐らくこれが唯一にして最後になるのではないでしょうか。
今更改めて言うのもなんですが、やっぱり面白いですわ、松尾さん。
本という媒体には映画や演劇に比べ「間」の概念が希薄なので、「クスッ」はあっても
爆笑には至らない、という場合がほとんどな訳ですが、この人だけは例外です。
初見時は爆笑必死なので電車等で読むのは控えた方がよろしいかと思われます。
あと、どうしても松尾さんがばかりがクローズアップされてしまいますが、
作画担当の河合氏の絵私は大好きです。適当さ加減が丁度いい。
単行本
1,365 円
114 円

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