リブレ出版から出ているPunch↑に出てくる御園生くんのお話です。
Punch↑に出てきた時の彼は、元彼・牧に対する敵対心からか、すごく
強がっている印象を持っていました。どちらかというとツンデレキャラを
想像していたのですが・・・小悪魔でした(笑)
別れても、亡霊のように御園生に付きまとう牧の存在。
あの時彼と付き合ったのははたして彼が特別だったからなのか、それとも
自分がゲイだったからなのか。
そんな自分の本心を探るために、新しい仕事で出会ったインテリア
デザイナーの滝川と寝てしまいます。
軽い気持ちからの始まりも、滝川を惑わせ、そして自分までも迷って
しまう恋にも方向音痴な御園生の天然キャラっぷりがとても楽しく、
中でも天然御園生と常識人滝川のどこまでもかみ合わない会話と、話せば
話すほど変な方向にズレてしまう二人のHが笑えます。
御園生に疑問を持ちつつも、愛ゆえに根気良く付き合ってしまう滝川の
苦労と苦悩が伝わってきます。
表題の”迷う”は、超・ド方向音痴の御園生の道に”迷う”であったり、
自分の心であったり、そして御園生に恋してしまう滝川の心であったり
します。色々な所にそれぞれの迷いが表現されていて、思わず納得の
タイトルでした。
同時収録作品に、「ナツコイ」に収録されているルームメイトの続きが
載っています。ご存じない方のための補足ですが、幽霊が主役という
変わった設定で、片思いの未練から成仏できなかった(その割に幽霊な
自分を満喫していたようですが)雨宮君のその後のお話です。
その他、先生のBL漫画に関するエッセイコミックと書き下ろしでは
Punch↑と迷う男の独りコラボなるものが載っていて、読み応えのある
コミックでした(^^)
Punch↑やナツコイをしらない方でも十分に楽しめる一冊です♪
ロシア人として生まれ、日本国籍を取得したエコノミストの自叙的なロシア論。冒頭で出てくるソ連時代と今のモノの豊かさの違いに唖然とする。ソ連と言えば、何を買うにも行列なのだが、日常体験に根ざした著者の言葉は面白い。ソ連国内で出回るカニ足は左ばかり。太くて身のある右足はみんな輸出してしまうからなんだとか…もちろん商品を選べるなんてことはなく、ただ渡されるものを受け取ることしかできない。それに引き替え、今は24時間営業当たり前のハイパーマーケットにずらっと商品が並ぶ。「ソ連時代だれがこんなことを想像できたか」と著者は言うが、20年でこんな状況になるとは、誰しも思わないだろう。
このほか、ロシア人の年中行事、閉鎖都市での幼少期を振り返った3、4章は、ロシア人日常をよく描いている。正月、親戚が集まり、たくさん料理を作って、指導者の新年の挨拶を聞き、プレゼントを交換するロシア人たちはいかにも楽しそうだ。日常生活について書かれた本というのは余り読んだことがなかったので、興味深く読めた。国家が崩壊するという、想像を絶する体験を経てもなお、イベントを楽しむロシア人の心というのは変わらないと感じた。
いつ頃買ったのか、すっかり忘れてしまいましたが、折に触れて読み返すことが多いです。
時代背景はずいぶん違うのに、今を生きる私の心にズンズン響いてくるものがあることに、
いつも驚いたりにんまりしたりしています。
ほかの方も書いていらっしゃいますが、高校の古文ってイマイチですね。
入試用には文法など頭に入れないといけないのはわかりますが、もっと日本の古典を楽しめる
環境が中高生ぐらいのときに整っていればいいのに。
なんて身近な話題を兼好法師は書いておいてくれたのだろう…ということに気づいたのは、
「古文の勉強」から解放されてからのことでした。
楽しめる本だと思います。
新装版で1.2巻がでているので、最近の読者さまは
間隔のあきを感じないかもしれないですが、
以前から読んでいる方々にとっては、やっとデター!!な3巻です。
忍と純佑のカップルもだいぶ安定期に入ってまいりました。
今回はお互いの家族の話が中心となります。
それぞれがお互いに抱えている過去の傷みたいなものを
乗り越えて、さらに互いを大切に思うようになります。
純佑の小鼻ふくらみ度が高いです。体力有り余ってます。
四コマも合間合間にいっぱい入っていて、楽しめます。
純佑の 「お母さんて呼んどくべきだった」 と苦悩(?)
する姿が笑えます。
何気なく手に取って読み始めました。
読み進めていくうちに著者の深い洞察に感心しました。
人はどんなときに幸せを感じなくなるのでしょう?
人はどんなときに幸せを感じるのでしょう?
どう生きることが人として幸せなのでしょう?
全ての人が幸せを永続させるためにはどうすればよいのでしょう?
この問いかけに答えた作品だと思います。
実現できるかどうかは、今生きている僕たちの意識と行動しだいだと思います。
あなたは1日8時間働きたいですか?1日3時間働きたいですか?
3時間以下働くだけが良い人はぜひ読んでください。
◇本編4本+書き下ろし&同時収録[白日]
前作「生意気。」のサイドストーリー。
主人公は広末堅二・20歳。アコガレの鳶職人、茂木昂成・27歳に片思い中、アクシデントにより、茂木の家に泊まるコトに。
二人っきりの部屋で、ナニも起こらないワケがナイ!ありえない!…と、思いつつページをめくると、ナント!パニクった堅二が茂木に襲い掛かっている。あまつさえ大告白のイキオイで唇を奪うと、茂木が逆襲!
初体験・ロストバックバージンになだれ込んで、そして始まる、愛の物語。…ってカンジで。
もう一つは、超マイペース男・中野旬次と、硬派でカッコイイのに中野限定でヘタレな目白靖の真剣恋愛バトル。
4人とも格好イイ!特に茂木が昔好きだった人に似ていて、もうどーしよー!?って(イヤどうもなんないケド…)
同時収録の[白日]なんですが、ケータイはどうよ?取り出すの素人じゃ無理なんじゃね?と、ツッコミいれちゃいます。どこから取り出すのかは、読んでからのお楽しみというコトで。
これは男子高校生のムチャな恋物語でした。ラストうまくいってくれて、一安心です。
が、熊は…熊は…スゴすぎます…
◆「清兵衛と瓢箪」
作者自身の父子対立が投影された作品といわれていますが、
そのような文学史的知識がなくても、一篇の小説として、
非常に完成度が高いので、充分たのしむことができます。
清兵衛の趣味に対する周囲の無理解や理不尽な抑圧が露骨に描き出される一方、
清兵衛自身は、それに対して必要以上に萎縮したり鬱屈することなく、後には絵という
新たな趣味に目覚め、マイペースを貫いています。
その姿が実にすがすがしいです。
もちろん、清兵衛の目利きが確かなものであったと
証明されるくだりも、若干ベタですがやっぱり痛快。
ただ、そんな清兵衛をなおも苦々しく思っている彼の父が示す
「最後の一行」の行為は、今後の波乱を予感させ、不穏な余韻を
残しており、本作にふさわしい絶妙の下げだといえましょう。