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[ 本・書籍 ] 10 / 10 件
ウィキペディアで何が起こっているのか―変わり始めるソーシャルメディア信仰
ウィキペディア といえば、最近は検索 サイ トでの結果で上位に表示されることもあり、
精度が高い情報 が比較的多い情報 源と捉えて、百科事典的に利用している人が
増加している気がします が、そのウィキペディア の起源やシステムなどについて特に
問題点に注目した 書になります 。
最近、記事数が50万項目を超えて更に急速に拡大しつつある日本語 版が抱える問題を
英語 版や他のソーシャルメディアと対置しながら、様々な立場の人(管理者、アン チ
ウィキペディア 、弁護士など)の意見を収録して今後の展望についてまとめる、といった
内容になります 。
今後も引き続きウィキペディア を中心として発生する問題として、著作権 、編集合戦、
誹謗中傷、無断転用、当事者編集などが考えられるわけですが、内部では責任者を
置かず、「議論、合意を経てシステムを構築する」という、非常に崇高にも思える
理想状態への途上であるとも考えられ、「万人が安心して利用できる極めて中立的な
百科事典」になるのを期待した いところです。
気になったのは、ウィキペディア やmixi、ブログなどのソーシャルメディアは
著者らによると「権力に徹底的に対立し社会を確信し、不甲斐ないマスコミの代わりに
代表的な反権力であり続けた」とあります が、私には、そのような意気込みも期待も
なく、かといって全く利用価値が無いとも思っていないわけで、ここまで複雑化した
ネット社会に今さらながらインターネット のごく初期の古きよき時代 を思い出して
しまいました 。
単行本
988 円
ウィキペディア革命―そこで何が起きているのか?
大学 院生の執筆によるためか、訳のせいなの かどうかわからないが、読み辛い。
また、フランス の百科事典や辞書 には詳しく無いので、例に上がっている文献
の理解度はいまひとつ。
ウィキペディア の内容もTV、アニメ 、マンガ 情報 などには詳しいので役立つ
こともあるが、今後に期待。
単行本
1,785 円 1,250 円
グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち
著者は Web 2.0 に否定的である.「群衆の叡智」を信じず,価値あるものをつくるのはプロ だという.この点でウィキペディア にも否定的である.タワーレコード の消滅がロングテールの終焉をもたらし,Amazon.com などが音楽の選択肢をへらしているという.
Google が価値を想像していないと書いている.しかし,それはレコード 販売 に価値がないといっているようなものである.どちらも消費者がえらびやすいようにオリジナルなものをならべているわけだから.
You Tube のゴミのやまのなかからおもしろ いものをほりだすことのたいへんさを強調しているが,かつては検索 不能だった Web 上のテキストを Google が検索 可能にした ことをかんがえれば,You Tube もそのうちもっとあつかいやすくなることを期待してもよいのではないだろうか.
MySp ace におけるティーンエイジャーへの (静的な) 悪影響を論じているが,これは日本 のケータイ ・サイ トの問題と共通している.日本 とはぢかう点もあるが,比較する価値はあるだろう.
きくべき点はあるが,悲観的にすぎるようにおもえる.
ウィキペディアで何が起こっているのか 変わり始めるソーシャルメディア信仰
本書では日本語 版のウィキペディア でおこった事件,管理者の仕事のたいへんさや管理者になるひとがすくない現状などが書かれている.事件に関しては部分的には知っていたが,10 件をこえる事件や 10 人をこえる問題ユーザの解説を読むことで全体像を把握することができた.
解決のむずかしい問題もあるが,いまのところはそれほど深刻な状態ではない.日本語 版に特有の問題もあり,他言語版とはちがう発展のみちをたどる可能性も示唆している.末尾の「ウィキペディア はどこに向かうのか」では「百科事典的だが,既存の百科事典の価値を超える何か」,「他に代用のきかない何か」がうみだされると予想 しているが,それははっきりとことばで表現されてはいないとしても,すでにあるように私にはおもえる.
Wikipedia ウィキペディア 完全活用ガイド
どんなキーワードでネット検索 しても、たいていウィキペディア のページが上位に表示され、お世話になる機会も多い。それだけ欠かせない存在になっているウィキペディア だが、「どれくらい信頼できるのか」「著作権 はどうなっているのか」などと思うことも多いのではないか。いくらネット上で説明してあっても、ネット自体の信頼性に不安があるとなると堂々巡りである。そうし た不安や疑問を感じている人にとってはバイブルのような1冊である。ただし、あくまでウィキペディア 側からの説明であることと、著作権 関係の部分でもう少し突っ込んだ内容がほしかったという点で、完全 に不安が解消されるわけではない。しかし、手元に置いておきたい書籍であることに変わりはない。
大型本
1,050 円 590 円
笑うウィキペディア
Wikipedia の変な項目を集めて紹介している本です。
ページの大半がWikipedia の丸写し(中には版の古い項目もあり)なの で、実際にWikipedia にアクセスすれば読めてしまうのが難点(利点?)ですね。
もち ろん丸写しだけではなく、その項目ごとにキャラ同士の掛け合いや解説などがあります 。
(それがあることによって本としての面白みは出ていると思います )
この本は「変な項目を集めた」というところに価値があると思います が、有名な記事(ネタ)が多いのが少々残念。
まあ、面白い項目だからこそ有名になったと言った方が正確かもしれませんが。
とは言え、「今までWikipedia を使用する機会がなかった」という方にはオススメできます 。
これを機に色々な項目を調べてみるのも良いですね。
単行本(
ソフト カバー)
1,000 円 7 円
ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
いわゆるWeb2.0の本質について、いくつかの切り口(目次参照)に基づいて議論を展開しているわけですが、内容についてはやや冗長な感じがしました 。
また、訳出に違和感を感じる部分が多々あり、何度も読み直す箇所がありました 。
本著で述べられているポイントは大きく以下の4点であり、これについてはその通りだと私も思います 。
1.従来の囲い込み戦略を取り続ける企業は、オープン化を進める企業や組織に駆逐されるであろうこと
2.マスコラボレーションにより圧倒的多数の英知を活用することができ、開発の速度や品質が大幅に改善される可能性があること
3.マスコラボレーションはグローバル に実現されなくてはならず、それをうまく協調させ る仕組みが重要であること
4.製品・サービスのイノベーションに役立つコンシューマー(プロ シューマー)を活用することが重要であること
本書が半分以下のボリュームで価格が1500円程度であったならば、星は4つか5つ付けられたかもしれません。費用対効果の観点から今回は3つとしました 。
単行本
2,520 円 1,197 円
MediaWiki使いこなしガイド―あなたもWikipediaが作れる!
「使いこなしガイド」とあるだけあって、本当に「使いこなす」ための内容が書かれています 。
具体的には、MediaWiki の設定方法、拡張機能(エクステンション )の紹介やMediaWiki ホスティングサービスについても触れています 。
その反面、「サーバーなんか運営した ことがない」「MediaWiki に慣れていない」人には向いていません。また、他の人も言われているように、この本だけで全てができるわけではないので、mediawiki .or gと併用しながら使うのがいいでしょう。
ちなみに、そんな「全てを網羅した 」本にしようと思ったらそれこそ百科事典ぐらいの厚さになるのがMediaWiki なの です。
結論としましては「MediaWiki を初めて使う人にはオススメしないが、ある程度スキル がある人が使うにはかなり役に立つ!」ということです。
単行本
2,520 円 2,100 円
インターネットはいかに知の秩序を変えるか? - デジタルの無秩序がもつ力
「整理」の 3 つの段階つまり,それ自体を整理する段階,索引をつかう段階,電子的な手段でそれらの制約をとりはらった段階について書いている.「インターネット はいかに …」というタイ トルは原書と関係なく訳書につけられたものである.第 3 の段階に焦点があるが,それ以前の記述,たとえば百科事典においてアルファベット順とたたかったひと,デューイと 10 進分類に関するエピソードなどのほうがおもしろ かった.これらだけでも読む価値は十分にあるとおもう.
単行本
2,520 円 1,933 円
クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法
ネット世界 で急速に進む国境と人種と利害関係を超越して進む
協業を「クラウド・ソース」と銘銘し、丹念に具体例を拾った労作。
『ウィキ ノミクス』共著者、ドン・タプスコットが序文を寄せている
ことを見てもわかるように、『ウィキ ノミクス』を具現化して、さまざま
なコミュニティを生み出した 事例が満載です。
本書の特徴は、「ネット」上の「クラウド」を通じて接続された
庶民のパワー が生み出すカテゴリ を整理して、これでもか、と
いうほど、事例を満載して紹介しているところ。
「製品開発」「顧客サービス」「マーケティング」「コンテンツ開発」
「資金調達」「マネジメント」である。最後には、クラウドソーシングで
成功する秘訣を8つにまとめて紹介しています 。これらは、つまり、
現実世界 でいうと、企画・仕入れ・製造、販売 、サービス、経営、資金
調達・資金管理、技術革新、ビジネスモデル 革新などの、ビジネスの
「価値連鎖」が、仮想世界 でも十分に構築され昨日していることを示唆
しています 。その根本には、ネット上で、お互いに顔は見えなくても
信頼関係をもって、情報 を有機的に融合し、交換して活発に活動をしている
ということ。本書でも、バイラル・マーケティングや、コミュニティ評価の
自生的な発展が螺旋的な勢いを経て、コミュニティを
どんどん拡張進化させ ていくさまが事例をともなってたくさん紹介されています 。
驚きべきことは、ネットを通じて、利益追求でなく、協力すること、
貢献することに歓びを見出すたくさんの民衆の力が、「製品(共同)開発」
や「コンテンツ開発」のレベルにとどまらず、サービスや経営マネジメント
にまで及んでいる現実です。
それはすなわち、「6次の隔たり」を介して、世界 中の「個人」が
クラウド上で協業するという形態が、一過性のもの、特殊な形態では
なく、急速に、普遍的な協業形態に進化していることを物語っています 。
そういう点で、本書では、欧米(一部日本 人の事例)事例が主流ですが、
もっと大きな範囲で、国境や人種を超えて、クラウドソースが起こっている
という理解をすると、時代 の急速な変革に、身震いす る思いです。
単行本(
ソフト カバー)
1,890 円 1,323 円
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