複数のプロジェクトの展開をしている上、整理が苦手な研究者として、1冊で乗り切る方法は目から鱗が取れる方法でした。時間を軸にする記憶も活用できるので、私には、とても役に立つ方法の伝授法と考えています。
2ー3分間かけて、ノートに情報を写す又は貼る事で、机の上の論文や資料の山積みが増えなくなりました。始めて6ヶ月になり、ノートは4冊目を終わったところです。ただし、100円ノートの代わりにMoleskineのノートブックを使っています。しっかりとした作りのMoleskineなので、会議に、打ち合わせに、きちんとした形で持参できます。また、万年筆の走りが安定しているので、個人的には少し高くつきますが、この組み合わせで満足しています、情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)Moleskine Squared Notebook Large
日本における情報社会論の嚆矢となった、梅棹氏による論文集。
梅棹氏が「情報産業論」を書いたのは1963年。
欧米ではマッハルプの論文が情報社会論の最初だと言われるが、ほぼ同じ時期に書かれたとして、注目を集めた。
かの有名なベルやトフラーよりも先に、日本で「情報社会」を論じたということで、日本の研究陣はひそかに鼻を高くした研究でもある。
で、それでは大層難しい論文なのだろうと思いきや、びっくりするほど読みやすくおもしろい。
どちらかと言うと、まるでエッセイのようだ。
もともと著者は生態学出身ということもあって、「外胚葉」「中胚葉」など、不思議な言葉が使われ、「お布施理論」などといったユニークな議論も展開される。
テレビを「虚業」と言い切るところもなかなか痛快。
情報社会論の中では、「古典」に入る本書。
彼の明るい未来像は、現代読む者にとっては、心和むようでもあり、少し悲しくなるようでもある。
情報の集め方,分析・加工の仕方,発信の仕方について,新聞記者としての経験から実践的なポイントを解説しており,役に立ちそうです.
まず,情報を集めるにあたっては,情報のないところには情報は寄ってこないという当たり前のようで,ショッキングな事実を知りました.警察に取材をするのに,「何か情報はありませんか」とご用聞きのように聞きに行っても何も得られないそうです.取材する側もある程度の情報を持っていなければ相手も話をする気にならないとのこと.そして,断片的な情報を集め,組み合わせて次第に本質に迫っていくというのはさすがに新聞記者ならではです.
次に,情報の分析にあたっては,その情報がなぜそこにあるのかということを考えなければならないようです.それは,意図して流された情報であったり,偏った情報であったりする場合があるためです.情報が氾濫する現代にあって必須のスキルですね.
最後の発信については,新聞などニュースに特化しており,一般人にはあまり役に立たないかもしれませんが,ブログなどを書かれる方は要チェックかもしれません.
心理学や経済学といった広告以外の分野の学問を援用しながら、今後のメディア環境がどうなるかというのを、一度本質に立ち返って考えてみようよ、というスタンスで書かれた本。
今日明日どうなる、という話ではなくて、そもそも中長期にどうなるのか、ということを一度腹を据えて考えてみたい、という人にはいいのではないでしょうか?
参考までに、この本を読まれて面白かった方には岡本一郎の「グーグルに勝つ広告術」も面白いと思います。
現代が情報化社会と呼ばれることを否定する人は少ない。それと同時に、「情報」という言葉の意味を問われて、明確な答えを出せる人も少ない。
著者は工学的な意味での「情報」(デジタル化できる記号としての情報)とそれに付与される意味としての「情報」の関係性について論じる。原初の情報にはこのような2層構造は存在しなかった。環境が生命に提供するもの(アフォーダンス)、これを生命内部で自己創造していく力(オートポイエーシス)によって、環境・こころと一体化した情報が形成されていた。しかし、ヒトは言葉を手に入れ、言葉を統辞論(シンタックス)によって制御することにより、環境から分離された状況をも表現する能力を得た。さらに文字の発明は、実存する時空間から完全に分離して存在できる「情報」、記号と意味の幽体離脱的な構造をもつ「情報」を作り上げた。
著者は様々な「知」を駆使して、このような「情報」を体系的に捉え、情報社会の問題点を整理しようと試みる。
示唆に富む内容であった。ただ、著者が「仮説」として述べた内容が、その後の記述では「明確に示した」内容となっており、強引さに納得できない部分もあった。新書の長さではしょうがないか。
「悪い」とか、「悪の」とか、「ヤバい」、とか、ちょっとモラルに反してそうな本のタイトルが流行っているような気がします。
そうかと思って読んでみると、
とくに内容は悪くもやばくもなかったりして。
本書もその路線だとおもいます。
ちょっと強引、な感じはしますが。
内容で参考になった部分は、
情報を整理も蓄積もせず、シャワーのように浴びつづけろと、
それでその目的のためには、グーグルのフィードリーダーを使うといいよと。
そういうところです。
やってみようと思いました。
戦後日本が生んだインテリジェンスの超プロ・佐藤優氏と朝鮮情報のプロの毎日新聞編集委員・鈴木氏の対談集です。
前書きで佐藤さんは本書目的の二つ目を、鈴木さんが体得したインテリジェンス手法をビジネスパーソンや学生が実用できることと述べていますが、私が(海外)ビジネスにも応用できると感じた点と私なりの解釈を以下に記します。
1.物流の流れを止めることは情報の流れも止めてしまう(鈴木氏)=生きた海外情報を得るには海外オペレーションも有効
2.脅威とは意図と能力によって構成される(佐藤氏)=戦略とリソースがあれば、競争できる
3.(外務省が)専門家をたった3年で異動させるといったお粗末なことは、諸外国のインテリジェンス機関では考えられません=特務分野での役所的異動は企業の戦力を台無しにする
4.問題は、その辺にさりげなく転がっている宝のような情報に気付くことができるか(鈴木氏)=アニュアルレポートやCSRレポート等に商機の宝が埋もれている
5.北朝鮮は彼らなりの論理・システムによって動いており、彼らの神話を理解することから始めましょう(鈴木氏)=ユーザーやビジネスパートナーの内在的論理を掴まずして、ビジネスは成功しない
その他に語学の学習方法や名刺や情報の整理等についても語られており、朝鮮という国を読み解く書物としても、朝鮮のインテリジェンスが陸軍中野学校から多くを学んでいるという指摘等、十分知的に刺激があり面白かったですが、佐藤さんの他の優れた著書と比べると☆4つが妥当だと思います。
最後に本書で私が最も気になった佐藤さんの言葉を抜粋します。
「日本が生き残る為には、西洋哲学の思想についてきちんとした情報を掴み、分析しなければならない。そうした緊張感が、戦前の出版人にも読者にも強くあった。思想書を勉強するときには、あえて戦前、戦中の版を読むようにしています。」
他のレビューでも書かれていますが、新たな学問の話ではなく
どうやって情報リテラシーを学ぶか、について書かれた本です。
あふれる情報の中でどう生き抜くか、が具体的に書かれています。
実例として、学生から作者に送られてきたメールの問題点を挙げたりしていますが
前半の抽象的な情報処理の考え方から、急にトーンダウンしているような
イメージがあります。
個人的には「メール道」などと併せて、学生さんや社会人暦の浅い方が
見るとよいのではないか、と考えます。
ほとんど知っている内容でした。
これらの内容は、数年PCをやっていれば自然と知る内容です。
本という形ですぐに学べるので、初心者にはいいかもしれません。
しかし、特別分かりやすいわけではありません。