「後編」のレビューでも書いていたのですが、大河ドラマ・ストーリー本の後編は前編と比べたら
だいたい薄く、内容もイマイチのように感じていました。
それがNHKに聞こえたのでしょうか、まさか…ね。
嬉しい完結編に出会えました。
私の大河の思い出は、先日亡くなった緒形拳さんの「太閤記」から始まっています。
うーん、大河は年によって私の中での当たり外れはあります。
史実との相違は別として、近年では「功名が辻」が良かった、それに負けないくらい「篤姫」!
良かったです。
おしまいのおしまいは、テレビで見てのお楽しみなのでしょうが、その一歩手前までガイドして
くれていて、この一年を「篤姫」と歩んだファンにはたまらない本だと思います。
大河のストーリー本(日本放送出版協会のもの)は、ほぼ毎年買っています、去年のは私にとって
×だったので買わなかったしテレビも見ませんでしたが。
「篤姫」は衣裳や髪型にもたいへん興味を持って見ていますので、本にいろいろ紹介されているのは
嬉しかったです。
テレビは、いよいよ和宮さんが降嫁してきますから、江戸風と京風、武家風と御所風の対立ですね。
幾島が去ったけど、次々と目が離せないストーリーで楽しみです。
ただ、どの大河についてもほぽ共通しているかと思いますが、後編の本は薄めで、内容にふくらみが
欠ける感じがするのが残念で、★4個にしました。
つや消しの装丁が高級感があって素晴らしい。永久保存しておきたい。内容もいい。下も絶対買おうと思った。
大河ドラマの原作を読むと、テレビでは省かれている点や、演出の都合で新たな人物が登場していたり、補足になります。今和泉の父にも側室がいたのか・・・とか。この一冊でドラマ半年分の脚本を書いた作家には驚きます。
ワクワクしながら最後まで読ませていただきました。幕末の動乱期に、徳川幕府が尊皇攘夷派との融和を目的に推し進めた公武合体策は歴史の教科書では習いますが、その実態がいかなるものであったのかを実に興味深く描かれています。徳川という260年にわたって日本の最高権力者として君臨していた将軍家が、天皇から来た嫁には身分が違うと言われるのは、こういうことがあるのか、と驚くばかりでした。民主制に慣れてしまった現代人も、様々な場面で、格差とか格式など取りざたされる世の中に住んでいますので機微が想像できます。最近まで、皇女和宮様はどちらかというと悲劇のヒロインで、姑の篤姫にいじめられたということが喧伝されていたそうです。著者の宮尾登美子さんはそのことに疑問を挟み、調べてゆくと江戸においては、篤姫の評判はすこぶる高く、京方、江戸方で話が全然違いました。また、大奥の記録というものが殆ど残されておらず、少しづつ資料を集めて完成したのがこの作品であるそうです。多分に宮尾さんの想像が含まれておられるそうです。嫁ぎ先の徳川家が滅びてゆく時代、懸命に家を支え、誇り高く生きられた宮尾さんの篤姫は末永く日本人の心に残っていくことでしょう。篤姫は、維新後徳川家の再興を思って、幼き徳川家達を厳しく愛情を持って躾けます。その姿は、孫を厳しく育てるお祖母さんを連想しました。
NHK大河ドラマを見て歴史を勉強したい方向き。
篤姫を知るために「大奥の歴史」、「幕末の動乱」、「島津家と薩摩藩」等が特集されている。
しかし、さすがにNHKはすごい。「大奥の歴史」をのぞいてみると
「大奥には江戸時代のイメージが強くつきまとうが、その原型は案外古く、夫が多数の妻妾を
持ちながら同居せず、用がある時のみ訪問するという形式(通い婚)が始まり」というように
平安時代にさかのぼるとのこと。大奥は「源氏物語」につながっていたとは、驚き。
また将軍は「「仕事」として何日かに一度は大奥に顔を出さなければならない。将軍もらくではない。」
には笑いながら賛成。
歴史派には、強くお薦めできます。
話題の篤姫の事について知りたく、色々調べたんですが、イマイチよくわかりませんでした。そこでこの本に出会いました。分かりやすい文章で読みやすく、篤姫がどういった人物なのかということがとてもよく理解できました。大河良いですが、史実の中の篤姫もすばらしいんだと改めて実感しました。
実は私は篤姫のストーリーは知りませんでした。
しかしこの本を読み、歴史の背景から篤姫の人となりまで、篤姫全体を把握できた。
篤姫の解説書とでも申しましょうか。
この本は、小説を読むよりも篤姫のこと知るのに手っ取り早いと感じました。
篤姫の心情やら感情を味わうというよりも、事実を知ることの出来る本だから。
心の方を味わいたい方には小説のほうがお勧めかもしれませんね。
読み進めながら、こういう強い女性がいたんだなぁという事実を知り、勇気をもらった。
見ず知らずの男の下へ嫁ぎ、夫がぱっとしない人・・・。
孤独であっても、時代の波に翻弄されようとも、自分に課せられた運命を全うする姿。
同じ女性として篤姫の姿に、あっぱれと思いました。
時代って不思議なものです。篤姫は今の平成の世をどう見ているのでしょうねぇ?
現代を生きる我々の心にも響くメッセージが篤姫の生涯と共に描かれていた。
面白かった。
歴史小説としては、分かりやすくおもしろかったです。 ★薩摩の和泉家つまり分家出身の天璋院篤姫が、島津公の策略に乗せられ将軍の正室として迎えられ大政奉還、明治維新という動乱の中を生き抜き、当時3000人もいた大奥を納めて行く生き様を描いたお話です。 ★女性の身としての切なさ。歴史に名は、残さなくとも一女性としてのごく普通の生活こそが我が人生の幸せだったのだと気付くあたりは、読者としても納得するものがあります。 ★そして、当時としては多分めずらしいと思うのは…。天璋院篤姫が、とても聡明で自分の考えをきちんと持っていること。かなり同じ女性として好感が持てました。